~教育ビッグデータの蓄積・分析を支援~
株式会社ジンジャーアップ(本社:東京都墨田区、代表取締役:井手 啓人、以下ジンジャーアップ)はLMSやデジタル教材を活用した学習データの収集・利活用に取り組む教育機関を支援するため、キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)と2021年12月上旬より協業を開始します。
昨今、教育機関においてGIGAスクール構想の推進や新型コロナウイルス対策でのオンライン授業の実施など「教育のデジタル化」が急速に進んでいます。これらにより教育機関には、LMSやデジタル教材といった学習支援システムを用いた学習データ(教育ビックデータ)が蓄積され、そのデータの利活用の研究や取り組みが行われています。
一方、学習支援システムは数多くの種類があり、「学習履歴のログデータ(スタディログ)」も独自のフォーマットで記録されているため、異なる学習支援システムで集められたログデータを共有、活用するためには、xAPI(※1)と呼ばれる共通のフォーマットが必要です。xAPI形式の学習履歴データは、LRS(Learning Record Store)と呼ばれるデータベースに蓄積されます。
LRSに蓄積された学習履歴データ、具体的にはデジタル教材の閲覧履歴、デジタルドリルやオンライン試験の答案データ、LMSの提出レポートやアンケート、出席や成績等、多面的なデータ分析・可視化が促進され、学習者や教員にフィードバックされることで学習支援と教育改善の実現が求められています。
※1 )2013年4月米国ADL(Advanced Distributed Learning Initiative)により制定された「学習履歴(スタディログ)」を記録・検索・抽出するための世界標準規格。
日本国内で唯一ADL認証を取得したLRSを持つジンジャーアップは、EdTechを活用した、教育・人材開発のためのノウハウを活かし、キヤノンITS様が開発された教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」を始めとする学習支援システムと連携し協業を開始することで、教育機関における学習データ(教育ビックデータ)の収集・利活用と、「個別最適な学びとエビデンスに基づく教育」を推進する環境構築を支援していきます。
■「in Campus シリーズ」とは?
「in Campus シリーズ」は、キヤノンITソリューションズ様がこれまで文教市場で培ったIT基盤システムの開発・構築・運用技術ノウハウや豊富な実績をもとに独自開発された教育支援情報のプラットフォームです。2013年4月に明治大学の教育支援情報システム「Oh-o! Meijiシステム」、2014年7月には他の大学でも幅広く導入可能な教育支援情報プラットフォームを開発しています。学内情報発信の窓口となる「ポータル」と、授業シーンで利用される「LMS(学習管理システム)」、学生個人の学修成果の蓄積を行える「ポートフォリオ」を中心に、大学教育で必要とされる主要な機能を装備。
2021年4月には従来のシステム導入型にクラウドサービス型も追加され利便性を拡充しています。
■キヤノンITソリューションズについて
社名 | キヤノンITソリューションズ株式会社 |
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所在地 | 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー |
代表者 | 代表取締役社長 金澤 明 |
設立 | 1982年7月1日 |
事業内容 | SIおよびコンサルティング、各種ソフトウェアの開発、販売 |
■ウェビナー開催について
本協業に関する内容を、ウェビナーにて講演します。ご興味のある方は、下記URLからウェビナー参加登録をお願いいたします。
講演タイトル | キヤノンITSとジンジャーアップが考える教育ビッグデータの蓄積と分析 |
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講演日時 | 2021年12月21日(火) 14時00分~15時40分 |
形式 | キヤノンITS/ジンジャーアップ共催セミナー オンラインWeb配信(ウェビナー) |
参加費 | 無料(事前申込制) 定員:100名 |
詳細ページ | https://reg.canon-its.co.jp/public/seminar/view/13890 |
► 2022年1月18日追記 2021年12月21日開催の共催ウェビナーの動画